前回はなぜ外国人を雇用するのですか?というテーマで書きましたが収まらなかったので今回も同じテーマで書いていきます。
前回の最後に、
「注意深くネット記事を見てみますと、許可を取るために不正な申請をしたりとか、不正申請を手助けしたりして捕まる人などの記事が少なくとも月に1回は掲載されます。残念ながらそういう記事の中には行政書士が不正な申請に加担して逮捕されたという記事も少なくありません。」
と書きました。
ではなぜこのようなことが起こるのでしょうか。
それは
「外国の方が日本で就労するためには条件があり、それを満たさないといけないから」
です。
外国の方を雇うのは日本人を雇うのとはわけが違います。
日本人を雇用する場合、かなり簡単に言えば雇用する会社と雇用される側の間で合意が形成されればいいわけです。
しかし外国人雇用はそうはいきません。
雇用する会社と雇用される側の合意のほかに、入管に申請し許可を得なければなりません。
許可になればいいですがもし不許可になったらいくら雇用する会社と雇用される側が合意していても働くことができません。
ここが外国人雇用の難しいところの1つです。
もっと言ってしまうとリスクであります。
ではどうすれば認められるのでしょうか?
条件は外国の方がどういう仕事をなさるかによって違います。
さらに厳しいこと書きますが、仕事内容によっては外国の方の就労が認められない(註;正確な表現ではないですが、今は話を簡単にするためこのように記載します。)こともあります。
話を「なぜ不正な申請がおこるのか?」に戻します。
理由は色々ありますが、
「条件に合わない人をさも条件を満たしているように見せて、許可を得るため。」
という理由が一番多いのではないかと思います。
でもこれは立派な犯罪です。
入管法何条に規定されている~~違反に該当します。
そうするともし不正申請がばれたらそれだけで一発逮捕される可能性もあります。
また、入管は虚偽申請というのを非常に嫌います。
とにかく、虚偽申請は絶対してはいけません。
その後の申請に大きく影響する可能性があります。
話は急に変わりますが、前回、今回と
「なぜ外国人を雇用するのですか?」
というテーマで書いております。
なぜこのテーマで書いたかと申しますと安い労働力だから!とかとりあえず人手不足解消させたいから!だけですと、先々行き詰ります。
数回書いてますが、
「外国人を雇用するとコストもテマもかかる」
というのが現実です。
なので例えば人手不足解消のために外国人雇用するなら、
・どんな手間がかかり
・コストはどれくらいかかるのか
をしらべ
・キャリアプランはどうするのか
を考えてから実際の採用活動にうつられたほうがいいと思います。
何度もいいますが、
「外国人は安い労働力ではない。むしろコストも手間も日本人を雇用するよりかかる。」
のが現実です。
色々考えた結果、外国人を実際に雇用することを決定なさられたとしましょう。
では就労希望の外国人をどのように見つければいいでしょうか。
それは次回書きます。
今回はこのへんで。