いまこの記事をお読みいただいていらっしゃる方は、おそらくこれから外国の方を雇用しよう、もしくはすでに雇用なさってらっしゃる方ではないかと思います。
ではここで外国人雇用を考えていらっしゃるもしくはすでに雇用なさっていらっしゃる方に質問です。
「なぜ外国の方を雇用なさろうと思ったのですか?」
この質問に対して
「安い労働力を求めているから」
とお答えになった方、外国の方を雇用するのはやめたほうがいいです。
また、すでに雇っていらっしゃる方は考えを改め、労働環境等を改善してください。
なぜなら、、、
「外国の方は安く雇用できないから!」
です。
皆様も外国人を不当に安く雇っている当のニュースをご覧になられたことはおありだと思います。
ですので、外国人は安く雇えるとお思いになられている方もいらっしゃると思います。
今は法令等で日本人と同等以上の賃金を支払わなければならないことが明記されております。
さらに場合によっては、雇った会社に外国人労働者の管理をしなければならないこともあります。
ですので、トータル的にみて外国人を雇うことは場合によっては日本人を雇用するよりコストと手間がかかります。
また、労働基準監督署等の見回りも以前より厳しくなっております。
ですので、外国の方を安い労働力という認識は改めてください。
お話させていただいた経営者の方のなかには
「うちは外国人雇用は考えていない。少しコストがかかっても日本人だけ雇う。」
とおっしゃる方もいらっしゃいました。
色々な考え方があるので、外国人を雇う、雇わないは各々の企業様でお考えいただければと思いますが、ただしつこいですが、
「外国人は安い労働力ではない。」
ということはぜひご認識いただきたいと思います。
しかし、
「知り合いの業者は安く雇ってるぞ!」
と申したい方もいらっしゃるかもしれませんが、もしそういう業者さんがいらっしゃったら
「たまたまばれてないだけ」
と思ってください。
入管、警察等が本気出せばいつでも摘発される可能性はあります。
なぜこんなことを申し上げるかと申しますと、関連する各役所間で情報が共有されているようです。
例えば入管、警察、労働基準監督署などです。
注意深くネット記事を見てみますと、許可を取るために不正な申請をしたりとか、不正申請を手助けしたりして捕まる人などの記事が少なくとも月に1回は掲載されます。残念ながらそういう記事の中には行政書士が不正な申請に加担して逮捕されたという記事も少なくありません。
話がそれました。
なぜ外国人を雇用するのですか?
もう一度お考えになってもよろしいかと思います。
では。