「経営・管理」ビザの事業計画書について~入門編~

2024/03/08更新

今回は「経営・管理」ビザの要といってもいい、事業計画書について書いていきます。

最近の審査の傾向をみてますと、事業計画書の内容が以前よりも審査に与える影響が大きくなっている気がします。

恥ずかしながら私がこの仕事をはじめたときは、

「入管は経営のプロではないのだから事業計画書の中身なんてきちんと分かるわけはない!」

という非常に舐めた考えをしてました。

これは大間違いです。

「経営・管理」ビザの要となる言葉の一つに、「継続性・安定性」があります。

これは読んで字のごとくですが、安定して継続し続ける経営ができるか?また更新時にはできているか?ということです。説明になっているようでなってませんね。

そこで具体的に「継続性・安定性」について書いていきましょう。

と思ったのですが、その前に日本政策金融公庫の創業支援のホームページをご紹介いたします。

「日本政策金融公庫創業支援のページ」

実は私は、国際業務以外に補助金や融資の事業計画書を作成することも承っております。

事業計画書作成のときに、よく使わせていただくのが日本政策金融公庫の各種資料です。

上でご紹介させていただいたページ、私もよくつかわせていただいております。

もう一つ私がよく見させていただいているのが、

「小企業の経営指針調査」

の調査結果です。

こういうところをご覧いただき、ご自身がご希望なさる業種のデータをご覧いただき、研究なさるとよろしいかと思います。

この記事のはじめにも記しましたが、事業計画書ですが、入管はしっかり読んでます。

なので、しっかりとした事業計画書を作成する必要があります。

最近、

「とにかく日本にいきたい。だから手っ取り早くビザが取れそうな経営・管理をお願いしたい。」

というようなお声を頂戴します。

昔から「経営・管理」ビザは、他の就労ビザと違い、学歴も経験もいらないので、とにかく日本のビザが欲しい人が申請するという傾向があります。

当然入管もそのことは把握しております。

なので、入管も

「本当に日本で経営するつもりなのか?」

と疑って審査します。

よって審査も厳しくなります。

特にコロナ明けてから、「経営・管理」の申請数は増加しているようです。

ということは、

「とりあえず経営・管理でもとっとけ!」

という申請者も多くいると考えるのが普通でしょう。

なので、申請数多くなっても慎重審査をしていると考えられます。

そのため、結果が出るのに相当時間がかかっております。

ということで、日本で会社経営をするために、「経営・管理」ビザの取得をお考えの方は、よく事業内容をお考えください。

それが「経営・管理」ビザ取得の出発点です。

ここでお詫びです。

「継続性・安定性」に関しましては、また改めて書かせていただきます。

申し訳ございません。

 

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