社長!あなた逮捕されますよ!! 2 ~外国人人材は安い労働力ではない~
今回から具合的なことを書いていこうと思いましたが、その前にご理解いただきたいことを
書くことにします。
それは何か、
「外国人人材は決して安い労働力ではない」
ということです。
外国人雇用するのであれば、事前によく熟考をなさって欲しいことも少しだけ書きます。
まずは、「外国人人材は決して安い労働力ではない」についてです。
外国人雇用についてもしかしたら誤解されていらっしゃる方もいるのではないかと思うことに
ついて書いていきます。
それはしつこいですが、
「外国人は安く雇える」
ということです。
過去、外国人を不当に安い給料しか支払わないとか、よく分からない手当てを差し引いて実際に払われるお金がかなり安かったということはありました。
そしてそのことはある時期、大々的に報道され、社会問題にもなりました。
なので、そのときのイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。
そのイメージは捨ててください。
社会問題になり、国もかなり批判されました。
それに伴い、法令等で簡単に言えば給料をしっかり払うようにと定められております。
なので現在は、チェックの仕方は在留資格によって違う場合もありますが、給料は入管や入管以外の公的機関等で何かしらのチェックが入ると思ってください。
もちろん最低賃金を守るのは当然ですが、在留資格によっては同じような仕事をしている日本人の給料を申請書に記入しなければなりません。あまりにも日本人と比べてあまりにも安い賃金だと不許可になる可能性もあります。
また、雇い始めたあとも、給料がきちんと払われているかチェックされると思っておいてください。
詳しいことはそのうちご説明いたします。
とにかく、外国人は安い労働力ではありません。
今まで給料について書いてきましたが、給料以外の事柄も諸々考慮すると、外国人雇用は日本人より雇うための費用がかかり、雇ったあとも色々と制約や報告等もあるので、日本人雇うより費用がかかり、手間も時間もかかると思っておいてください。
ですので、例えば人手不足だからといって、安易に外国人雇用しようとはせず、外国人雇用した場合のコストとリスク、雇用計画、育成計画、サポート体制などを事前に熟考なさってください。
事前にこれらの事を考えてないで外国人雇用した場合、こんなはずじゃなかったという予想しなかったことが起こる可能性が高いです。
今回は具体的な話に入る前に、外国人は安い労働力ではないこと、外国人雇用する場合は、事前に熟考していただくことをご理解いただきたくて書きました。
次回からは具体的なお話をしていきます。
では。
今日のまとめ
・外国人は安い労働力ではない
・実際に外国人を雇用する前に、外国人雇用した場合のコストとリスク、
雇用計画、育成計画、サポート体制をしっかり考えておく
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